キリスト教における葬儀で重要なのは、お葬式そのものよりも「死の迎え方」です。
ご臨終の際して、まだ意識のあるうちに、カトリックでは司祭(神父)、プロテスタント・聖公会では牧師が立ち会い、神に祈りながらその時を迎えることが大切とされています。
キリスト教では、死は命の終わりではなく、天上の神から地上での罪が許され永遠の安息を与えられることとされています。それは「召天」または「帰天」と言って、神のもとに召される記念すべきことであり、やがて訪れる「復活の日」まで天国で過ごすとされるからです。
これは、キリスト教がイエス・キリストの復活を死生観の基盤にする信仰であることに基づいているからで、天に赴く際には、聖職者である神父、あるいは牧師の導きが必要となるのです。
キリスト教の葬儀は本来、信者とその家族を対象としています。キリスト教徒はそれぞれに、自分の居住地域や洗礼を受けた宗派の教会に属しているのが基本です。
ですから、教徒・信者の方が危篤に至ったときにはその教会に連絡し、神父あるいは牧師に来てもらいます。また、葬儀も教会単位で、他の信者どうしが一緒に手伝い、お見送りします
なお、キリスト教徒ではないがキリスト教での葬儀をしたいという場合、伝統に厳格なカトリック系の教会よりもプロテスタント系の教会の方が比較的柔軟に応じてくれるケースが多いようです。
特にプロテスタントには多くの宗派があり、教会ごとに葬儀の内容も大きく変わってきます。そのため、葬議社も交えて教会や牧師と打ち合わせをする必要があります。
葬議社は教会に紹介してもらうか、キリスト教の葬儀の経験が豊富な業者を選ぶことが重要です。
当社は65年以上、キリスト教専門の葬儀社として各教会、牧師・神父キリスト教信徒の方々との信頼関係を築いてまいりました。キリスト教葬儀のことならお気軽に当社にご相談ください。