キリスト教における「死」は命の終わりではなく、神から地上での罪を許され、永遠の安息があたえられます。それをプロテスタントでは「召天」、カトリックでは「帰天」といい、神のもとに召される記念すべきことであり、やがて訪れる「復活の日」まで天国で過ごすとされています。
これは、イエス・キリストの復活を死生観の基盤にする信仰に基いており、キリスト教における死の迎え方の大切な教えです。そして天におもむく時には、聖職者である神父、あるいは牧師の導きが必要となります。
以下、キリスト教における、ご危篤時・ご逝去から葬儀までの流れをご説明いたします。
キリスト教徒・信者の方は、危篤時・あるいはご逝去時に、本人の所属していた教会に連絡し、神父、あるいは牧師に来てもらいます。
キリスト教の葬儀で重要なのは「死の迎え方」です。ご臨終に際して、まだ意識のあるうちに、カトリックでは司祭(神父)、プロテスタントでは牧師が立ち会い、神に祈りながらその時を迎えることが大切とされています。
病院で亡くなった場合、看護師が故人の身体を拭き清め、その後、病室から遺体安置室にご移動します。
ご自宅で亡くなった場合は、主治医に連絡して死亡判定をしてもらいます。
※医師から必ず死亡診断書をお受け取りください
死亡診断書に必要事項を記入していただいたものを当社がお預かりし、役所への手続きを代行いたします。
病院・施設にお迎えの車を手配いたします。
まず栄光式典社にご相談ください。
専用の寝台車両を用意し、病院や施設まで深夜・早朝でもお伺いいたします。
病院の場合は長時間の安置ができない場合が多いので、どこへご安置するかをあらかじめ決めておきます。
ご自宅への安置がむずかしい場合は、安置室のある専用施設をご紹介させていただきます。
ご自宅、または専用施設にご安置いたします。
故人を自宅以外にお預かりするための施設です。ご利用の際は、以下の点をご確認ください。
当社のスタッフがご家族にお目にかかり、お打ち合わせをおこないます。
葬儀の規模や内容、ご予算、要望などじっくりお聞きした上で見積もりを作成し、その後、お客様と一緒に見積もりを確認し、不足しているもの、不要なものなどを見直して調整をおこないます。
見積もり・内容などにご納得いただければ葬儀の準備にとりかかります。
葬儀のお打ち合わせでは、以下の内容を決めていきます。
牧師(神父)と調整の上、決定いたします。
遺族の代表として、故人と血縁の近い方が喪主の候補になります。
大体の予想人数で葬儀の規模を想定いたします。
遺影写真は、一番その人らしい表情をしているものを選ぶのがポイントです。背景は加工できますので、故人以外の人が写っていても大丈夫です。また、大きく引き伸ばしますので、顔の大きさが親指の先よりも大きなものをお選びください。
火葬場へ同行される大体の人数をお伺いし、マイクロバス、ハイヤーなどの車両を手配いたします。
「お棺」の種類、「返礼品」の種類と数量、「礼状・プログラム」の印刷枚数、「看板」の有無、「祭壇用生花」のイメージと数量、「献花」の本数、「通夜・火葬後のお食事」などご相談の上、手配いたします。
亡くなられた方にメイクや生前愛用していた服の着付けで身支度を整えます。ご家族・ご友人との最期のお別れを思い出深いものにするため、また、故人の尊厳を守る意味でも、ラストメイクは大変重要なものになります。
ご自宅、もしくは教会で納棺式をおこないます。
納棺式は牧師(神父)に納棺の祈りを捧げていただきながらおこなうので、日程、場所は牧師(神父)と相談の上、調整いたします。
納棺の際は故人の生前のお姿が偲ばれるような「洋服」「メイク道具」「思い出の品」などをご準備ください。
※ご逝去からご納棺までの日数がある場合は、事前にメイク、着付けをおこなう場合もございます。
一生の思い出に残る葬儀をまごころ込めてお手伝いいたします。
葬儀終了後、近親者を中心に各車両で火葬場へ向けて出発いたします。
火葬場に到着後、炉の前で最後のお別れをいたします。火葬終了まで約1時間〜2時間です。(火葬場により異なります。)
火葬中は休憩室をご利用になれます。